クレオ
昨夜亡くなりました。
ネットで重度の貧血は昏睡状態になり、そのまま生命の維持ができなくなり...
とあったので、クレオの最期もそうなるのかと考えていました。
でも実際はそうではなく、貧血で酸欠になるのか、3日のから身体を強張らせる唸ることが何度も続き、辛かったです。
それでも息を引き取る最期まで、身体をさすったり声をかけたり、息を引き取るまでずっとそばについて看取ることができたのは、
仕事始めの昨日、10時間超えの勤務シフトを同僚が代わってくれたお陰でした。
朝、私が仕事へ出かけて行った時、殆ど起き上がることもできなかったクレオが、不安そうに鳴いて立ち上がったそうです。
夕方、「出来るだけ早く帰って」と母からのメール。
私が帰宅、1時間半後に息を引き取りました。
投薬しようとした私から逃げ出し、クッキーのお布団に潜り込んでしまったクレオ
公園猫だったクレオが、エイズと白血病とわかり我が家へ来たのは昨年の3月。
傷や猫風邪なかなか治らなかったり、リンパが腫れたり、2度も公園へ逃走したり、6月には死をも覚悟するほど衰弱したこともありました。
それから夢のような復活!
個室隔離から解放!
みんなと一緒に団らん。
ロッキーが初めて猫とくっついた!
フレンドリーなクレオはロッキーとも直ぐに打ち解けました。
油断していました。
熱も出ないし、リンパも腫れない。
それでも身体の奥でウィルスが進行。
赤血球の寿命は約90日。
そして新たに赤血球が誕生しないクレオの身体は限界に達してしまったのです。
それでも亡くなる数日前までは、ふらつく足で夜は私の2段ベッドの上に登って私の頭にくっついて眠り、朝方、転がり落ちるように自分でトイレへ行き、そのまま冷たい床の上で動けなくなっていました。
ご飯の時間にはみんなと一緒に集まって、食べられないのにじーっとその場にうずくまって見ていました。
低体温になってしまった身体がこれ以上冷えないよう服を買ってみましたが、犬用だったからか短い。。。
体重がかなり減った割にはお腹がブヨブヨと腫れている感じ。
身体を抱きかかえると唸るのは、お腹かどこか痛かったのだろうか。
それから、貧血だと体から水分が不足していると感じるようで、やたらと水を欲しがるとのこと。
布団に戻りしても這いつくばって水の入った器のある場所まで移動し、水を飲めないのに水に顔を突っ込んだまま、長いことそこに居てしまうのはそのためだったようです。
6月にコロを見送り、もしかするとクレオもあの時、同じ6月にコロを追いかけ一緒に虹の橋を渡っていたのかも知れないけれど、私を気遣って、堪えて頑張ってくれたのかも。
ようやく苦しかった闘病から解放され、クレオはコロのところへ逝ってしまいました。
寂しくなります。
でもきっと公園の何処かで、そして私たちの中でクレオは存在し続けるのでしょうね。
ひとつの魂を見送ることはとても大変だけれども、その度に命の尊さを学び、感謝の気持ちでいっぱいになります。
クレオをとことん付き合うことができた、貴重な時間を与えられたことに感謝します。
クレオの急変に年末年始にも関わらず、診察をして下さった先生、ありがとうございます。
クレオとそして公園の猫にいつも惜しみなく援助をして下さるOさん、ありがとうございます。
クレオが公園へ逃げ込んで私を避けた時、私に代わってクレオに愛情を注ぎ込んでくれたHさん、ありがとうございます。
そしてクレオを気遣い、優しく声をかけたり応援して下さった皆様、ありがとうございます。
クレオ、最期まで私を頼ってくれてありがとう。
私は大丈夫です。
クレオの仲間たちが、今日も私を囲んで慰めてくれていますよ。